第1回コクア学習会『仲間に学ぶ。共に歩む。』を開催しました!
2024年4月13日(土)9:30~12:00
八幡市文化センター 第5講習室
『仲間たちから学ぶ。共に歩む。』 講師 小宮山 繁 氏
・やわた作業所の仲間たちから学んだこと
・学校づくりから始まって 家族と地域と
・優生思想は許さない
☆☆☆☆☆☆
鳩ヶ峰福祉会には『チームKokua』という部署があります。
支援者が支援することに行き詰ったり、悩んだりした時に、仲間(利用者)を発達的視点から捉えてアドバイスをする役割を担っています。
昨年度からKokua主催の学習会を行うべく準備を行い、2月の開催予定でしたが、コロナ感染者が相次いだため延期になりました。
その後、年度をまたいだ4月13日(土)に八幡市文化センターにて開催の運びとなり、法人内各事業所から36名の職員が集まりました。
講師は小宮山 茂氏。
現在はグループホームの主任としてご活躍中の一方、長年、特別支援学校の教員としても従事されており、発達保障のスペシャリストと言っても過言ではありません。
また、発達保障だけでなく、障がい児者を取り巻く社会情勢やその歴史についての知識の豊富さには脱帽です。
学習会前半は、3名の仲間のこれまでの人生を振り返り、今の姿を発達的に捉え支援すること。
後半は、養護学校づくり運動から始まる家族や地域の方々との運動の歴史、津久井やまゆり園事件から視る優生思想・優生保護法・発達保障が権利であることなど、実際の経験を基にお話しして下さいました。
あっという間の2時間で、皆が聞き入っていました。
参加者の感想アンケートでは、
「歴史を知ることで仲間本人や家族の苦労および葛藤や喜びを知り、胸が熱くなった」「不妊手術なんていうものが国の政策として進められ、自分が生まれた時代にもまだ存在していたことに驚いた」「日常に戻るとつい忘れがちになるが、過去のものにすることはできないと実感する」などの意見が寄せられました。
なかでも、じつに感慨深かったのは、参加者全員から「参加して良かった」という感想をいただいたこと!
法人職員が一堂に会して、私たちの目指す発達保障実践を学び合ったり、繋がり合ったりと、みんなで学ぶことの大切さも実感できた意義のある学習会でした。
Comments